はじめての方はこちら
👉「上咽頭炎(Bスポット・EAT)完全まとめ」
👉 「耳管開放症の症状まとめ」
子どもの頃から続く耳の違和感に、30年以上悩んできました。
自分の声が異常に響く。
呼吸音が耳の中で聞こえる。
耳が詰まったような感覚がずっとある。
でも私は、それが普通だと思っていました。
この記事では、耳管開放症に気づくまでの経緯と、
耳鼻科で「異常なし」と言われ続けた体験、
そして診断されたときに感じたことをまとめています。
耳管開放症とは?私が当てはまっていた症状
私は30年以上、耳の違和感を
「体質だから仕方ない」と思っていました。
でもそれは、耳管開放症でした。
自分の声が響く(自声強聴)、
呼吸音が聞こえる、
横になると楽になる——。
今振り返ると、典型的な症状がそろっていました。
耳管開放症とは、
耳と鼻をつなぐ「耳管」が開いたままになってしまう状態です。
本来は閉じているはずの耳管が開いていることで、
自分の声や呼吸音が異常に響くなどの症状が出ます。
私も長年、
「なぜこんなに自分の声がうるさいんだろう」
と思いながら過ごしていました。
👉 耳管開放症セルフチェック|自声強調・呼吸音など私の症状まとめ
30年以上続いていた私の症状
幼少期から、耳が「ぽこっ」として詰まる感覚がありました。
それが普通だと思いながらも、ずっとつらさを抱えていました。
吹奏楽部に入っていたこともあり、影響は大きかったです。
音が響きすぎる。
自分の地声が頭の中で反響する。
さらに、骨がきしむような音まで聞こえることもありました。
あくびをするたび、飲み物を飲むたびに耳が不快になる。
でも周りは平気そうで、
「みんなもこんなものなのかな」と思い込んでいました。
母に伝えても、うまく理解してもらえませんでした。
「そんなものだよ」と言われ、
私もそうなんだと思いながら生きてきました。
知らないうちに生活にも大きく影響していた
当時は耳の症状としてしか考えていませんでしたが、
今思うと生活全体にもかなり影響が出ていたと思います。
私は昔から、普通の人より体力がないと感じていました。
フルタイム勤務がきつい。
立ち仕事もきつい。
「自分は体力がないだけなんだ」
「みんなは普通にできているのに、なぜ自分だけしんどいんだろう」
とずっと思っていました。
でも、耳の不快感や違和感が常にある状態は、
想像以上に消耗します。
耳の症状だけでなく、
めまい、頭痛、だるさのような不調も重なっていたので、
ずっと無理をして生活していたのだと思います。
好きなことにも影響はありました。
私はカラオケが好きなのですが、
自分の声の聞こえ方が普通と違うため、
音程が取りづらいと感じることがありました。
吹奏楽部のときも、かなり影響がありました。
当時は知識がなかったので「自分の感覚の問題かな」と思っていましたが、今振り返ると耳管開放症の影響を強く受けていたのだと思います。
ちなみに私はサックスを担当していたので、息継ぎのたびに開放し、自分の出番がない時に鼻をすすって直していました。音程も取りづらく、とてもつらかったです。
10年前、ようやく耳管開放症という言葉を知った
転機は、夫と出会ってからです。
高層エレベーターに乗ったとき、
私は何も感じませんでした。
ずっと詰まっている感覚があるから、
気圧の変化もよくわからない。
それを「おかしい」と指摘されたのです。
そこで初めて、
「やっぱり人と違うのかもしれない」
と思いました。
気づいたのは約10年前。
それまでずっと、普通だと思い込んでいました。
それでも耳鼻科では、
聴力も耳管も「異常なし」と言われました。
なぜ耳管開放症だと気づかなかったのか
耳管開放症は、妊娠や急激なダイエットをきっかけに
発症する人が多いといわれています。
でも私は違いました。
物心ついた頃から、ずっと症状があった。
だから「発症した」という感覚がなかったのです。
ある意味、体質のようなものだと思っていました。
ずっとこうだったから、比べる基準もありませんでした。
だから気づけなかった。
「異常」だと思うことすらなかったのです。
👉 耳管開放症はなぜ起こる?一般的な誘因と当てはまらなかった私のケース
耳鼻科で「異常なし」と言われたとき
さらに、鼻と耳を通す処置も受けました。
正直、かなり痛かったです。
「これでよくなるなら」と思って耐えました。
でも、意味はありませんでした。
結局「異常なし」。
原因もわからないまま、帰るしかありませんでした。
症状はあるのに、異常はないと言われる。
それが一番つらかったです。
自分の感じている違和感を
うまく説明できないもどかしさもありました。
やっと受けられた耳管機能検査
症状が続いたため、耳管機能検査を受けました。
耳管機能検査は、
耳と鼻をつなぐ「耳管」が正常に開閉し、
中耳の気圧を調整できているかを調べる検査です。
この検査機械を置いているクリニックは多くないため、
自分で調べて受診しました。
最初に受診したクリニックでは、
**「極度の耳管開放」**と診断されました。
そのときに言われたのが、
「ここまでくると治らない」
という言葉でした。
正直、とてもショックでした。
それでも諦めきれず、藁にもすがる思いで
耳管の診療で有名な医師を受診しました。
そこで改めて耳管開放の検査を受けたところ、
やはり結果は同じで、
はっきりと耳管開放と説明されました。
両耳鼻すすり型耳管開放症です。
両耳なので逃げ場もありません。
一般的には、耳管開放と耳管狭窄は紙一重で、
どちらの症状も出ることがあるそうですが、
私の場合は開放のみとのことでした。
👉 上咽頭炎・耳管開放症の病院の選び方|遠回りして分かったこと
耳管開放症と診断されるまで
「耳管開放症」という言葉を知ったとき、
正直ホッとしました。
やっと理由がわかった。
気のせいじゃなかった。
それが一番大きかったです。
もちろん、
「もっと早く知りたかった」
という気持ちも強くありました。
幼少期からずっと感じていた違和感。
吹奏楽でつらかったこと。
病院で異常なしと言われたこと。
生活の中で感じてきたしんどさ。
もし早く知っていれば、
もう少し違う向き合い方ができたかもしれません。
でも同時に、
自分が普通じゃなかったんだと分かって安心した
という気持ちもありました。
これまで感じてきた生きづらさや不調に、
ようやく名前がついた感覚でした。
同じ症状で悩んでいる人へ
自分の声が響く。
呼吸音が聞こえる。
横になると楽になる。
もしこのような症状があるなら、
それは気のせいではないかもしれません。
私のように
「体質だから」
「みんなも同じ」
と思い込んで長い間放置してしまう人が、
少しでも減ってほしいと思っています。
この経験が、
同じ症状で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
今後は、Bスポット治療や日常での対策についてもまとめています。
👉 Bスポット治療は何回で効果?100回受けた私の痛み・回数・変化の体験談
👉 耳管開放症の人がやってはいけないこと|症状が悪化した体験
